前回までのあらすじ。
大島からフェリーで本土に戻り、バスで一路「宗像大社前」へ。
ここで宗像大社について少しおさらいすると、
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宗像大社は天照大神の三柱の御子神を祭っており、三女神は 田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)。田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)、湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)、市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)に祭られており、三宮を総称して「宗像大社」と呼ぶ。
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沖ノ島は一般人は立ち入りできず、大島はフェリーで行く必要があるため、一般には「宗像大社」というと本土側にある 辺津宮 をお参りすることを指すようですね(辺津宮内に、第二宮(ていにぐう)、第三宮(ていさんぐう)という沖津宮の田心姫神、中津宮の湍津姫神の御分霊をそれぞれ祀る社があります)。
バスを降りると、さっそく鳥居が見えてきます。
// きもちよさそうな猫。
まずは辺津宮の本殿にお参り。
鎮守の杜の道を通って第二宮、第三宮へ。
// 見えてきました。
第二宮
第三宮
辺津宮内の神宝館では、沖ノ島で発掘された神宝が展示されており、古代祭祀の姿を垣間見ることができます。
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宗像大社収蔵品の中でも中心となる神宝で、昭和29年から三次に亘る学術調査で発掘され、その数は8万点に及びます。4世紀後半から約550年にわたって執り行われた大規模な祭祀は、我が国の形成期より仏教伝来を経て、今日の社殿祭祀へと変遷する過程を示す唯一のものです。
出土神宝は、古代における我が国の対外交渉を反映する銅鏡、武器、工具、装身具、馬具、金属製雛形品、滑石製品、土器、貝製品などで質・量ともに他を凌駕し、八万点の出土品すべて国宝に指定されています。
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写真家・作家の藤原新也さんの展示も必見です。
// 感銘を受けたので、写真集と書籍も購入してしまいました。
// この本を読むと、実際に見た神宝の感動がよみがえります。
バスの時間も迫ってきたので、最後に高宮祭場に向かいます。
// 厳かな雰囲気が漂っています。
宗像三女神降臨の地
// 沖ノ島と並び、祈りの原形を今に伝える古代祭場
この場で行われていたであろう、古の祭祀に思いをはせつつ・・
(寄り道)へ続く。