神話を巡る旅・宮崎編 「神話」に彩られた日本の聖地(7) 海幸・山幸物語 鵜戸神宮 ー 油津駅は「カープ駅」だった。
前回までのあらすじ。
高千穂をバスで9:30に出発して、この日は鵜戸神宮に向かいます。JR延岡駅から宮崎駅まで行って、そこから日南線で最寄りの「油津」駅には13:30過ぎに到着予定です。移動時間は4時間以上なので、結構遠い・・
// 途中で一帯に広がる棚田の風景を眺めながら・・
// 高千穂の素晴らしい景観を後にします。。
12時過ぎには宮崎駅到着。ホテルに寄る時間も無いのでとりあえず荷物をロッカーに預け、宮崎駅 12:18発のJR快速日南マリーン号で油津駅へ。
// JR油津駅に到着(13:38)! か、カープ?なぜ九州南部のローカル駅で、熱狂的なカープ愛丸出しの垂れ幕が・・
そ、そうか。カープといえば日南キャンプ、油津は広島カープの50年来のキャンプ地、天福球場の最寄り駅なのでした・・
// そして毎年恒例の鵜戸神宮参拝・・
// そういえば駅名を見ると、油津の隣が南郷、埼玉西武ライオンズのキャンプ地じゃないですか・・ 灯台下暗し、、毎年試合観戦で全国飛び回っている割には、キャンプ地に来ているというのに全くマークしてませんでした(この時はまだ自主トレ期間中でしたが)・・
// これは来年再訪せねば・・
// 外観もカープ色。
なんとこんなプロジェクトが・・真っ赤になったのは1年前からなんですね。
さてここからバスで、、と言いたいところですが、接続が悪く本数も少ないため、タクシーを拾うことに。で、本来は30分位で着く予定が・・
鵜戸神宮の入り口付近の道が参拝者で激込み!!(まさにレジャー施設状態・・ そりゃみんなが車を使えばこうなるか・・)
結局、駐車場に入るまで30分近く待たされ、ようやく入り口に。
// 中も激混みで、帰りのタクシーを呼ぶのも大変そうだったので、運転手と交渉して30分待ってもらうことに。ということで、駆け足で見て回る羽目に・・
鵜戸神宮は神話の海幸・山幸物語にゆかりのある神社です。
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山幸彦(彦火火出見尊)が、兄(海幸彦)の釣り針を探しに海宮(龍宮)に赴かれ、海神のむすめ豊玉姫命と深い契りを結ばれた。山幸彦が海宮から帰られた後、身重になられていた豊玉姫命は「天孫の御子を海原で生むことは出来ない」とこの鵜戸の地に参られた。霊窟に急いで産殿を造られていたが、鵜の羽で屋根を葺終わらないうちに御子(御祭神)はご誕生になった。故に、御名を「ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと」と申し上げる。
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// 下記より引用
// 朱色が映えています
// 海沿いの景観が絶景です!
// すごい人!
// 亀石に向かって運玉を投げています(自分も後でチャレンジ!)。
// まずは参拝
// 撫でうさぎ(鵜戸神宮の神使)
// お乳岩
運玉投げにトライ!結果は・・秘密。
// 20分ほど経過。時間が無いので急いでタクシーに戻ります。
油津駅まで帰りは30分程で到着。
と、ここで次の電車の時刻を調べていたところ、10分後の15:50にJR特急海幸山幸の文字が!その次はさらに30分後、ということで駅員さんに買えないか聞いてみたところ・・
「ここでは販売してないので、乗車してから中で買ってください」
とのこと、、
「海幸山幸、って響きが観光列車っぽいよな、、特急券無いのに乗っても大丈夫なのか、、そもそも座席がある??」と少々不安になりながらもとりあえず行ってみることに。
// ああ、確かに観光列車。
中に乗り込んで「中の人」に事情を話してみると、特別料金+510円(安い!)で乗れました。
// さっきまでドタバタ移動していたのに、気づけば観光列車に!
// 一日1往復しかしてない特急に乗れるとは・・かなり得した気分!
// 南郷から出てるんですね。油津から乗ったので、ほぼ全行程を楽しめます。
道中は観光地紹介のアナウンスがあったり、途中の駅で10分位停車して記念写真が撮れたり、鬼の洗濯岩の所では徐行運転したり・・
// いやー、雰囲気のある車両ですね。
// 実は観光列車に乗るのは人生何度目かなので、かなり興奮してます。
// 飫肥駅。ここで10分程停車。
// 早咲きの桜として知られる「日南寒咲一号」
// 北郷駅
// すっかりほろ酔い
// 先ほどまで鵜戸神宮の人込みを歩いていたのをすっかり忘れています
鬼の洗濯岩(青島駅付近)
// 実は次の日の午前中に行く予定だったのですが、なんでも午前中は満潮で見れないとか・・
// ここで見れて良かった!!
www.miyazaki-city.tourism.or.jp
鵜戸神宮の運玉投げにあやかった「運玉チャレンジ」なる企画も。。
箱の中から球を1つ引いて(男性は左手、女性は右手)、赤い球が出れば当たり!というゲーム。自分は何とか当たりを引いて、飴玉を頂きました。
17時過ぎに宮崎到着!
いやー、この日は鵜戸神宮に行ければ十分と思っていましたが、最後に思わぬ幸運で海幸山幸に乗れて、観光気分を余分に味わえてしまいました :-)
観光列車、いいですね!また乗りたい!
宮崎駅周辺、初上陸!南国です!
本日のお宿は宮崎観光ホテル。
// 窓越しの景色もきれい!
夕食は駅ナカへ
途中でこんな光景に遭遇。さすがプロ野球キャンプのメッカ。まさかダイソーにボールとか色紙を売っているとは 笑
スペイン料理とワインを堪能 :-)
// 「バルマル エスパーニャ」
映画 - 「翔んで埼玉」愛ある?ディスり合戦。二階堂ふみがいい味出してた。
翔んで埼玉、さっそく観てきました。
公式の触れ込みにあるように・・ それは素晴らしい「愛のある」ディスり合戦。
主演級のキャストの個性がとにかく強烈・・
ノンストップで2時間楽しめました!特に二階堂ふみが良かったです!やっぱり演技上手いですね(実は主人公の金髪キャラが最後まで誰か分からず、気になってしょうかなかったのですが、、エンドロールを見て「そういえば監督とGACKTと二階堂ふみが、云々の記事を見てた!」と気付く始末・・)。
// 写真左から2番目の金髪の女性(役柄では男性)
とはいえ、、
関東ローカルの「内輪ネタ連発」で笑いを取っていると言えなくもないので、、関東6県「東京」「神奈川」 / 「埼玉」「千葉」「茨城」「群馬」(栃木は出てこなかった??)のどこにも思い入れがないと、ひょっとすると細かいところの面白さが理解しづらいかも(とはいえ、映画自体のストーリーがしっかりしているので、楽しめると思いますが)。
// やっぱり埼玉県人が一番楽しめるかな。。
個人的には、東京の西部出身(埼玉と隣接)で現在は神奈川東部(東京と隣接)に住んでいるので、いろいろな立場で理解できて楽しめました。自分の中に「埼玉愛」があることも再発見 笑
YOSHIKIと高見沢対決(笑)
「猿田彦」といえばあの・・? 最近のお気に入り、猿田彦珈琲。
一度聞いただけで覚える、インパクトのある名前。
家から駅までの通り道に突如オープンしたのが(確か)一年ぐらい前。通るたびに「変な名前だなー」。「多分あの猿田彦が由来だよなー」。「伊勢の猿田彦神社?」などなど想像するも、しばらくは入ることはせず。
2か月ほど前に初めて立ち寄ってから、すっかりハマってしまいました。
ここ数年、注目が急上昇中のよう・・
現在店舗は多くないですが・・
オンラインでも販売してます :-)
サイトによると、お店の名前の由来はやっぱり猿田彦大神。
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わたしたち猿田彦珈琲は『みちひらき』の神様、猿田彦大神からお名前を拝受しています。
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飲んだことはありませんが、みちひらきブレンドなるものも・・
神話を巡る旅・宮崎編 「神話」に彩られた日本の聖地(6) 高天原遥拝所~あまてらす鉄道 ー さらば高千穂・・
前回までのあらすじ。
前日は高千穂神楽をキャンセルして高千穂牛を堪能し、体力も回復!
今日のハイライトは鵜戸神宮の予定ですが、いくつか見ておきたい(見逃した)ところも残っており・・
当初の予定を変更して、早起きして朝からいくつか巡ることに。
// バスは一本あとの高千穂バスセンターから延岡行き・9:30発(10:50着)に変更
7:00にホテルを出発!まだ日が昇っていません・・
まずはくしふる神社に戻って神話史跡コースをたどり、荒立神社を経由して高千穂あまてらす鉄道を見れたら(あわよくば乗れたら)いいなぁ、といった予定。
// 2時間も取れないので時間が足りなそう。。
// 前日行けなかった「神話史跡コース」へ
// くしふる神社、再び
// 神話史跡は鳥居の脇から向かうんですね・・
高天原遥拝所の文字が!
// 朝から体力は十分なので、多少の山道は大丈夫!
さっそく「四皇子峰(しおうじがみね)」が。
神武天皇を含めた4兄弟神誕生の地と伝えられているそうです。
さて、次はいよいよ高天原遥拝所へ。
// やはり神聖な空気が漂っています。
高天原遥拝所(たかまがはらようはいじょ)
天孫降臨をした神々がこの丘に立って高天原を遥拝したところと伝えられているそうです。
// 原始的な雰囲気が漂います。
そして最後のスポット、 高千穂碑(万葉の丘)へ
高千穂碑(万葉の丘)
奈良時代から皇祖発祥の地と伝承された事を立証するため、風土記・万葉の古歌を刻した碑、とのこと。
20分ほどで一回りできました。
// それにしても訪れておいてよかった・・
次の目的地は荒立神社
地図上ではくしふる神社からほど近い感じですが・・
この神社の御祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)と天鈿女命(あめのうずめのみこと)ということで、夫婦円満や縁結び、また天鈿女命は芸能の神ということで芸能人も訪れるようですね!
// 予想より歩きそうな感じですが、、とにかく時間がないので急ぎます。
// あ、そうでもなかった。
// 見えてきました。
ところでこの日は早朝に訪れたのですが(から?)、(おそらく)神社の氏子の方々の集まりがあったのか地元の方々が集まっていました・・
ということで、邪魔にならないように参拝して早々と引き上げました。
// お守りを買えなかった!残念。。
さて、この時点でまだ8時前。9:30のバスまではまだ十分、ということで高千穂あまてらす鉄道も見に行くことに。乗れるかな・・
// 延岡から高千穂まではバスですが、本当は電車で来れたら良かったのにな、と少し思います。
// 高千穂駅。まだ当時のまま残っています。
「高千穂あまてらす鉄道」夢を感じますね。
うーん、まだ閉まっていますね・・
第1便は9:40。ちょっと、(というよりかなり)早すぎました・・残念。
せっかくなので、裏に回って車両を見てみることに。
たかちほ駅!当時の面影そのままの感じがします。
噂通り、車両はかなり小さいです。。これに乗って高さ105mのあの大きな橋を渡るのはかなり怖そう・・ 乗ら(れ)なくてよかったかも。。
こんなかわいい車両も。
名残惜しいですが、高千穂を後にする時間が。
帰りのバスからパシャリ。改めて見て、あの車両でこの橋を走るのは・・・ 怖っ。
(7)へ続く
神話を巡る旅・宮崎編 「神話」に彩られた日本の聖地(5) 高千穂神社~高千穂峡 ー 自然歩道で恐れていた事態に・・
前回までのあらすじ。
槵觸(くしふる)神社を後にした時点で既に16時過ぎ。高千穂神社までは徒歩16分ということで、今回の旅行のメインである「高千穂峡」を日没前に歩ききるためにも一刻の猶予もありません・・
// といいつつ、山歩きに備えて通り道にあるホテルに立ち寄ります(この時はまだ余裕あり)。
土地勘がないため実際の距離感がつかめませんが、地図を見る限り結構歩くことを想定。。
// 想定ルート
// 後半の「自然観察道」が響き的にちょっと不安・・
// このときの悪夢が脳裏によぎりますが、さて、、
// 例によって地図だとすべてが平面なので、見た目の距離感だけでは測れないものがあります。
ガンガン歩くと、16時半過ぎには高千穂神社に到着!
// 今回はあまりに疲れたこともあり結局行きませんでしたが、高千穂神社では観光客向けに毎夜20:00-21:00、高千穂神楽が奉納されています。
// 高千穂郷八十八社の総社だけあって、立派な鳥居です。
御祭神は高千穂皇神(たかちほすめがみ)。具体的には、以下の6柱の神々を総称しています。
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)/ 木花開耶姫命(このはなさくやひめ)
・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)/ 豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
・鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)/ 玉依姫命(たまよりひめのみこと)
// 左の3柱は日向三代、つまり神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)・初代神武天皇の祖先ですね。
// 参拝。
すこし周りを散策したいところですが、、既に薄暗くなってきていたので早々と切り上げて高千穂峡に向かいます。
この時点で 16:45。ちなみにこの日の高千穂の日の入りは17:28。厳しい戦いになりそうです・・
そして早くもまた別の不安が的中。。
ブルータス、お前もか。。
// これ絶対歩く道じゃないパターン!
しかも夕方だというのに意外と自動車が通る・・
// まだか・・
// ようやく着いた!ここまで10分!あー谷から落ちないで良かった。。
おのころ島といえば「淡路」のイメージですが、ここにも「おのころ島」が。
月形・日形
// 確かによくみると月の形をしてますね。
// 高千穂峡!
// あれっ?
日本中、縁結びの聖地だらけです 笑
そしてついに・・・
ここ2年の間ガイドブックの写真ですら圧倒され続けた「真名井の滝」が眼前に!!
// おっ、これは・・
// 真名井の滝!!
// 既に17時を過ぎているため、残念ながらあの有名な「貸しボート」は見当たりませんでしたが・・ それでも眼前でみる光景は壮観の一言に尽きます。さすが「日本の滝百選」。
さて、ここからはもう時間との戦いです。
ひたすら歩き続けます・・
// 360°絶景
ようやく鬼八の力石が。まだまだ先は長そう・・
高千穂峡遊歩道を歩く。まだこの辺りは整備されています。
この時点で全行程の半分弱ぐらい?この時点で17:15分。少しづつ不安になってきました・・
// 相変わらず絶景は続きます。と同時に日も暮れて・・
高千穂三代橋が見える地点に到着。
// 前から「神橋」「高千穂大橋」「新都高千穂大橋」
それにしても、これから一番手前の神橋を渡る予定なのですが・・・何か苔むしているような・・
// こ、怖い・・
そしていよいよ懸案の「自然観察道」(表示では九州自然歩道となっています)の入り口に。。自然歩道って響きがいかにも整備されてなさそう・・
// しかも縁起が悪く「安全第一」の標識が・・(最初は通行止めかと思って心臓が止まりかけました 笑)
この時点で17:25分(日の入りは17:28分)
日没確定!!
もはやダッシュしかありません。
// これが暗くなる前の最後の絶景・・
// ここから悪路に比例してどんどん暗くなっていきます・・
// 高千穂神社まであと300m!とぬか喜びしてはいけません。何しろここは自然道。アップダウンの激しい山道です・・
// 軽いハイキングのつもりがなぜ登山を・・あれっこのパターンもどこかで・・
// デジャビュ
完全な日没寸前。。
きついのぼり階段が続きます・・
ついに真っ暗に。この時点で17:35分。実際は三代橋から10分も時間は経っていませんが、あっという間に遭難気分(実際は歩き続ければ神社にたどり着くのでしょうが・・)
とにかくアップダウンがきつい!そして色々朽ちてる。。
// 結構な早歩きのため、さらに疲労困憊に・・
// 着いた・・(この時点で17:38分)
ということで、実際は普通に歩いても15分もあれば踏破できる距離でしたが、、
距離感が分からないまま暗闇の中できついアップダウンを繰り返したので、かなり疲弊しました・・
まだ18時前ですが、この時点で20時からの高千穂神楽を見る気力はすっかり無くなってました 笑
これはもう「高千穂牛」に直行するしかありません。
// 行きがけに下調べしたココです。
(6)へ続く